狐猿(読み)キツネザル

デジタル大辞泉 「狐猿」の意味・読み・例文・類語

きつね‐ざる【×狐猿】

霊長目キツネザル科の哺乳類総称。原始的なサルで、口先がとがり、顔がキツネに似る。ワオキツネザルエリマキキツネザルなどがあり、マダガスカルおよび周辺島々分布。レムール。リーマー

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精選版 日本国語大辞典 「狐猿」の意味・読み・例文・類語

きつね‐ざる【狐猿】

〘名〙 原猿類キツネザル科およびコビトキツネザル科の哺乳類の総称。九属一七種いる。マダガスカル島とその周辺の島にのみ分布し、森林や岩石地帯にすむ。体の大きさは種類によって異なり、体長一三~六〇センチメートル、尾長一三~六〇センチメートル。尾は長いが、枝などに巻きつかない。吻(ふん)はキツネに似て長く先端部のみ無毛。目は大きい。体色は灰、茶、赤茶、黒など変化に富む。多くは夜行性で樹上あるいは地上で生活し、樹葉、果実昆虫、卵などを食べる。

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動植物名よみかた辞典 普及版 「狐猿」の解説

狐猿 (キツネザル)

動物。キツネザル科の総称

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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