狩野興也(読み)かのう こうや

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「狩野興也」の解説

狩野興也 かのう-こうや

?-1673 江戸時代前期の画家
狩野興以次男常陸(ひたち)水戸藩御用絵師としてつかえる。法橋(ほっきょう)。寛文13年4月3日死去。通称は理(利)右衛門。号は伯甫。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の狩野興也の言及

【狩野興以】より

…桃山~江戸初期の画家。狩野光信の門人でのちに江戸狩野の中核をなす探幽,尚信,安信(いずれも孝信の子)の薫育を託されたと伝えられ,その堅実な画風は狩野派の進むべき方向を示唆したと思われる。二条城白書院(1626),等持院方丈に障壁画が伝わるほか,《山水図屛風》(東京国立博物館),《観音竜虎図》三幅対(長野,建福寺),《梅松図屛風》(ホノルル美術館)などの遺品がある。召されて紀州徳川家の絵師となり,その子興甫と興也の家系はそれぞれ歴代紀州,水戸両徳川家の絵師として活躍した。…

※「狩野興也」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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