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独占的競争の理論 どくせんてききょうそうのりろんThe Theory of Monopolistic Competition

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

独占的競争の理論
どくせんてききょうそうのりろん
The Theory of Monopolistic Competition

E.チェンバリンの著作。 1993年刊。現実的な価格は,製品差別化がもたらす独占的要因と,売手が相互に密接な代替財を提供していることによりもたらされる競争的要因の混合作用によって決定される。1企業の製品に対する需要曲線を,(1) 競合他社の価格を所与とした場合と (2) 他社がこの企業と同一の価格決定を行う場合の2種類を考える。企業数が多数の大集団のケースでは,(1) と (2) の交点にあった1企業が他社の価格が変化しないとみて需要増加を望んで価格切下げを行なっても,結局は他社の調整行動を引起すなかで (1) も下方にシフトしていき,平均費用曲線と (1) の接点 ( (2) との交点でもある) に行きつくことになる。一方,企業数の少い小集団のケースでは,自社の価格切下げは他社によって追随されることがわかっているため,(1) (2) の交点における価格が維持されることになるが,一般的にはこの両者の中間のいずれかに落ち着くことになる。 P.M.スウィージー屈折需要曲線やその後の寡占理論に大きな影響を与えた。

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