猩猩の乱れ(読み)しょうじょうのみだれ

精選版 日本国語大辞典 「猩猩の乱れ」の意味・読み・例文・類語

しょうじょう【猩猩】 の 乱(みだ)

能楽猩々」の特殊演出。酒に酔った猩々が波の上で乱舞する様子を表現したもので、笛を主に大小鼓・太鼓ではやし、緩急変化がいちじるしく、赤頭(あかがしら)を振る動作、流れ足、乱れ足など水上の乱舞を表わす型などがある。猩々舞。乱(みだれ)
仮名草子竹斎(1621‐23)上「さてはやしの大事には、関寺小町、らんびゃうし、しょうじゃうのみだれなり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android