猪突(読み)チョトツ

デジタル大辞泉 「猪突」の意味・読み・例文・類語

ちょ‐とつ【×猪突】

[名](スル)イノシシのようにあとさきを考えずに突き進むこと。むこうみずに物事をすること。
「松葉屋の営業に―した如く」〈虚子・続俳諧師

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精選版 日本国語大辞典 「猪突」の意味・読み・例文・類語

ちょ‐とつ【猪突】

  1. 〘 名詞 〙 イノシシのように向こう見ずにまっすぐ進むこと。向こう見ずに事をなすこと。猪突猛進
    1. [初出の実例]「嘗て松葉屋の営業に猪突(チョトツ)した如く又た此雑誌営業に猛進するより外もう取る可き道は無い」(出典:続俳諧師(1909)〈高浜虚子〉七四)

しし‐つき【猪突】

  1. 〘 名詞 〙 冬、山中で猪(いのしし)を槍で突き殺すこと。また、そのような突き方。

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普及版 字通 「猪突」の読み・字形・画数・意味

【猪突】ちよとつ

猪が突進する。勢いの鋭いこと。〔漢書、食貨志下〕匈奴寇すること甚だし。(王)、大いに天下の囚徒人奴をり、名づけて豬(きゆう)と曰ふ。~豬を發してより、後四年、兵、を誅す。

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