日本歴史地名大系 「玉串川」の解説 玉串川たまくしがわ 大阪府:東大阪市玉串川鎌倉時代初期の歌学書「和歌色葉」に河内の名所として「たまくし川」がみえる。玉櫛川とも記す。明治一四年(一八八一)取調べの「二俣新田誌」(吉内家文書)には中津川とある。現在八尾(やお)市二俣(ふたまた)で長瀬(ながせ)川と分流し、八尾市・東大阪市を北西に流れて稲田(いなだ)の西端で第二寝屋川に合流する。延長一三・四キロ。天井川で、農業用水路としても使われている。宝永元年(一七〇四)の付替え以前の大和川の分流で、長瀬川と分流してから稲葉(いなば)村の南で東の吉田(よした)川と西の菱江(ひしえ)川に分流し、吉田川は深野(ふこの)池(現大東市)に、菱江川は新開(しんかい)池に注いでいた。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by