玉生八幡大神社(読み)たもうはちまんだいじんじや

日本歴史地名大系 「玉生八幡大神社」の解説

玉生八幡大神社
たもうはちまんだいじんじや

[現在地名]松前町西古泉

西古泉にしこいずみの玉垣にある。祭神は誉田別命・三女大姫神・足仲彦命・気長足姫命・玉生石神。旧郷社。

予陽郡郷俚諺集」によると宇佐八幡宮(現大分県)よりの遷座、貞観元年(八五九)南都大安寺の行教が宇佐に詣で一夏九旬を過ごすうち、帝都付近に遷座したいとの託宣を受け七月二〇日豊前を立ち上洛の途次、伊予郡の辺りに泊まったところ、岡田おかだ庄之内しようのうちの松が光明を放った。村民ら奇異の思いをして仮社壇を営み、さらにここに分身すべしとの託宣を受け、神功皇后の朝鮮出兵の時裳の腰にさした久斯美之くしみの玉を安置し、松前玉生八幡と祝奉した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android