日本歴史地名大系 「西古泉村」の解説 西古泉村にしこいずみむら 愛媛県:伊予郡松前町西古泉村[現在地名]松前町西古泉筒井(つつい)村の東に続く村。寛文一一年(一六七一)に松前村から分郷した古泉村が元文三年(一七三八)に東西に分れたもの。西古泉村は明和七年(一七七〇)に寺町(てらまち)村を併せている。江戸時代を通じ松山藩領。古泉という地名の由来は古く、「玉生八幡宮御鎮座伝記」に、神功皇后が朝鮮を征する時道後の湯に浴してこの地を通り、泉水の湧くのを見て感ずるところがあり、神に誓い帛布を浸して遠征の勝敗を占ったところ、白色たちまち変じて紺色の光沢を現したので吉兆を喜び「濃染(こいぞめ)の里」と名付けた。「後訛リテ古泉ト云フ」とある。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by