玉鉤(読み)ぎょっこう

精選版 日本国語大辞典 「玉鉤」の意味・読み・例文・類語

ぎょっ‐こうギョク‥【玉鉤】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 玉で作ったかぎ。古代中国で、儀式の時に革帯をとめるのに用いた、弧状にまがって、背部に革帯をとめる装置のあるもの。
    1. [初出の実例]「難粧閣金鏡、纔掛垂簾玉鉤」(出典:玩鴎先生詠物百首(1783)宮庭新月)
    2. [その他の文献]〔宋書‐符瑞志上〕
  3. 弧状の月。弓張り月弦月
    1. [初出の実例]「漸挑簾帷、有玉鉤之可一レ望」(出典:本朝文粋(1060頃)一・繊月賦〈源英明〉)
    2. [その他の文献]〔鮑照‐翫月城西門廨中詩〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「玉鉤」の読み・字形・画数・意味

【玉鉤】ぎよくこう

玉の鉤。

字通「玉」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

ビャンビャン麺

小麦粉を練って作った生地を、幅3センチ程度に平たくのばし、切らずに長いままゆでた麺。形はきしめんに似る。中国陝西せんせい省の料理。多く、唐辛子などの香辛料が入ったたれと、熱した香味油をからめて食べる。...

ビャンビャン麺の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android