弓張り月(読み)ユミハリヅキ

デジタル大辞泉 「弓張り月」の意味・読み・例文・類語

ゆみはり‐づき【弓張り月】

弓を張ったような形をした月。上弦、または下弦の月弦月 秋》
[補説]書名別項。→弓張月
[類語]月輪夕月立ち待ち月居待ち月寝待ち月残月有明の月新月三日月上弦下弦弦月半月満月望月明月名月春月朧月寒月

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「弓張り月」の意味・読み・例文・類語

ゆみはり‐づき【弓張月】

  1. [ 1 ] ( 弓に弦を張った形に似ているところからいう ) 上弦または下弦の月。弦月。弓張りの月。ゆみはり。ゆはり。《 季語・秋 》
    1. [初出の実例]「ほととぎす名をも雲井にあぐるかな〈略〉弓はり月のゐるにまかせて」(出典:平家物語(13C前)四)
  2. [ 2 ] 読本椿説弓張月(ちんせつゆみはりづき)」の略称

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android