王倫(読み)おうりん(その他表記)Wang Lun

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「王倫」の意味・わかりやすい解説

王倫
おうりん
Wang Lun

[生]元豊7(1084)
[没]紹興14(1144)
中国,宋代の官吏。大名府そく県 (山東省そく県) の人。字は正道。諡は愍節。任侠より出て,靖康の変のとき欽宗に自薦して兵部侍郎となる。建炎1 (1127) 年,大金通問使として両宮の動静を探る。その後,紹興7 (37) 年および同8年にもに使いした。同9年端明殿学士簽書枢密院事となり,迎梓宮奉遷両宮交割地界使にあてられ,4度金に使いしたが,抑留された。抑留数年,降を求められたが屈せず,節に殉じた。死後,通議大夫を贈られた。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

2022年度から実施されている高校の現行学習指導要領で必修となった科目。実社会や実生活で必要となる国語力の育成を狙いとし、「話す・聞く」「書く」「読む」の3領域で思考力や表現力を育てる。教科書作りの...

現代の国語の用語解説を読む