王道楽土(読み)オウドウラクド

デジタル大辞泉 「王道楽土」の意味・読み・例文・類語

おうどう‐らくど〔ワウダウ‐〕【王道楽土】

王道によって治められる、平和な楽しい土地

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精選版 日本国語大辞典 「王道楽土」の意味・読み・例文・類語

おうどう‐らくどワウダウ‥【王道楽土】

  1. 〘 名詞 〙 王道にもとづいて治められる安楽な土地。
    1. [初出の実例]「孔孟学徒が夢に描く、〈略〉湯文の古の王道楽土のそれであったのである」(出典:諷刺文学序説(1946)〈中野好夫〉諷刺精神とユートピア)

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四字熟語を知る辞典 「王道楽土」の解説

王道楽土

王道にもとづいて治められる、楽しく平和な土地。

[使用例] 孔孟学徒が夢に描く、これまた再び見るよしもない湯文の古の王道楽土のそれであったのである[中野好夫*風刺文学序説|1946]

[使用例] 満鉄社員として上海より満洲にわたられ、当時の満洲青年連盟の一員として活躍され王道楽土の理想実現のために献身されたとききますが[高橋和巳堕落|1965]

[解説] 「王道」とは、儒教で説かれている理想的な政治のありかたで、徳をもとにして国を治めること。「楽土」は安楽な生活が送れる土地、楽天地のこと。

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