玢岩(読み)ヒンガン(その他表記)porphyrite

デジタル大辞泉 「玢岩」の意味・読み・例文・類語

ひん‐がん【×玢岩】

半深成岩の一。完晶質斑状組織をもつ細粒岩石安山岩とほぼ同じ組成であるが、石基は安山岩よりやや粗粒

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精選版 日本国語大辞典 「玢岩」の意味・読み・例文・類語

ひん‐がん【玢岩】

  1. 〘 名詞 〙 安山岩とほぼ同一成分で斑状組織を呈する半深成岩。斑晶種類によって、黒雲母玢岩・角閃玢岩・輝石玢岩などに分ける。ふんがん。

ふん‐がん【玢岩】

  1. 〘 名詞 〙ひんがん(玢岩)

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「玢岩」の意味・わかりやすい解説

玢岩
ひんがん
porphyrite

かつては斑状(はんじょう)組織をもつ火成岩を、アルカリ長石の斑晶を含めば斑岩斜長石の斑晶を含めば玢岩とよんで区別していた。現在では安山岩ポーフィリー、石英閃緑(せんりょく)岩ポーフィリーあるいは石英閃緑斑岩のようにポーフィリーや斑岩を広い意味で用い、玢岩という岩石名は使われなくなっている。

[千葉とき子]

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