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現図曼荼羅 げんずまんだら

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

現図曼荼羅
げんずまんだら

空海が入唐中,恵果より付与され,日本に将来した両界曼荼羅を原本とし,正しくその構成図像を受継いで転写された両界曼荼羅の系統をいう。現在,教王護国寺に伝わる正系現図曼荼羅には,将来本の2度目の転写本である建久2 (1191) 年本をはじめ,現に使用している元禄本などがあり,諸寺に流布する両界曼荼羅も,ほとんどこの現図の系統のものである。

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大辞林 第三版の解説

げんずまんだら【現図曼荼羅】

〔出現したものを図像として描いた曼荼羅の意〕
空海が日本にもたらした東寺・神護寺などの曼荼羅。円仁・円珍・宗叡などのもたらしたものをもいうことがある。

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世界大百科事典内の現図曼荼羅の言及

【両界曼荼羅】より

…向かって右(東)が胎蔵界曼荼羅,左(西)が金剛界曼荼羅である。現存の両界曼荼羅のほとんどが空海請来系の現図曼荼羅であり,模写されて広く流布している。空海《請来目録》に,〈大毘盧遮那大悲胎蔵大曼荼羅一鋪(七幅,一丈六尺),金剛界九会曼荼羅一鋪(七幅,一丈六尺)〉とあるのが現図曼荼羅であり,この双幅の大曼荼羅は,空海の師の恵果(けいか)が供奉丹青(ぐぶたんせい)李真ら10余人の画工に描かせたといわれ,恵果より直接伝授されたものである。…

※「現図曼荼羅」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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