瑞龍寺跡(読み)ずいりゆうじあと

日本歴史地名大系 「瑞龍寺跡」の解説

瑞龍寺跡
ずいりゆうじあと

京都市上京区竪門前たてもんぜん町にあった日蓮宗唯一の尼門跡寺院。村雲むらくも御所ともいう。本尊は釈加如来。昭和三八年(一九六三)にゆかりの豊臣秀次居城があった滋賀県近江八幡市へ移転した。文禄五年(一五九六)秀次の母瑞竜院日秀(秀吉の姉)が、前年豊臣秀吉に追放されて紀州高野山で自害した秀次の追善のために建立(雍州府志)。寺号は後陽成天皇よりの下賜。菊の紋章と紫依着用が許された。徳川家光は二条にじよう(現京都市中京区)客殿二棟を堂舎にあて増築した(坊目誌)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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