甘塩(読み)あまじお

精選版 日本国語大辞典 「甘塩」の意味・読み・例文・類語

あま‐じお ‥じほ【甘塩】

〘名〙 塩気の薄いこと。特に魚肉などを薄く塩漬けにすること。また、そのもの。うすじお。
北山抄(1012‐21頃)四「二合甘塩魚、二合干物
※歌舞伎・因幡小僧雨夜噺(1887)序幕「ト蕎麦を拵へる。〈略〉『甘塩(アマシホ)がいいぜ』」

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デジタル大辞泉 「甘塩」の意味・読み・例文・類語

あま‐じお〔‐じほ〕【甘塩】

塩味の薄いこと。また、魚などに薄い塩味をつけること。薄塩うすじお。「甘塩さけ
[類語]塩味しおあじ塩味しおみ薄塩塩気

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和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典 「甘塩」の解説

あまじお【甘塩】

塩加減の薄いこと。特に、鮭の切り身やたらこなど、魚介類塩蔵品や干物について用いることが多い。◇「薄塩」ともいう。

出典 講談社和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典について 情報

栄養・生化学辞典 「甘塩」の解説

甘塩

 干物などを塩分を少なく仕上げること.

出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報

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