生産者価格表示・購入者価格表示(読み)せいさんしゃかかくひょうじ・こうにゅうしゃかかくひょうじ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

生産者価格表示・購入者価格表示
せいさんしゃかかくひょうじ・こうにゅうしゃかかくひょうじ

国民経済計算における評価法。生産者価格表示とは生産および処分のすべての段階で生産物を生産者の事業所における価格で評価しようとするもので,生産者価格による評価額要素所得,購入者価格で評価した中間投入 (→中間消費 ) ,間接税マイナス補助金合計である。したがって商品の各需要者にいたるまでの運賃マージンはすべて運輸業や商業の生産物とされ,個々の商品にはまったく加算されない。これは主として産業連関表において用いられる方法であり,その意味は流通経路相違による価額の相違を除去し,生産構造そのものをとらえようとするものである。購入者価格表示とは各購入段階ごとの市場価格で評価したもので,各流通段階での運賃やマージンはすべて各購入段階ごとに加算される。したがって購入者価格による評価額は生産者価格に購入者が負担すべき運賃や商業マージンを加えたものである。これは主として需要分析のための評価法である。

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