生臭物(読み)ナマグサモノ

デジタル大辞泉 「生臭物」の意味・読み・例文・類語

なまぐさ‐もの【生臭物】

なまぐさいもの。魚介獣肉など。また、それを使った料理。⇔精進物しょうじんもの

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精選版 日本国語大辞典 「生臭物」の意味・読み・例文・類語

なまぐさ‐もの【生臭物】

  1. [ 1 ] 〘 名詞 〙 なまぐさいもの。魚介や肉など。また、それを使った料理。
    1. [初出の実例]「老僧こそなまぐさ物まいらば、ばちはあたるべけれ」(出典:咄本・一休咄(1668)一)
  2. [ 2 ] ( 腥物 ) 狂言和泉流。こがね作りの太刀主人おじのもとに返しに行くよう命じられた太郎冠者は、用心のためなまぐさ物のように藁苞(わらづと)に入れて持って行くが、途中男におどされて奪われてしまう。主人が話を聞いて、男を待ちぶせして捕えるが、太郎冠者の失敗で逃がしてしまう。江戸初期の大蔵虎明本にみられる。

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