生花評判当世垣のぞき(読み)いけばなひょうばんとうせいかきのぞき

日本大百科全書(ニッポニカ) 「生花評判当世垣のぞき」の意味・わかりやすい解説

生花評判当世垣のぞき
いけばなひょうばんとうせいかきのぞき

石浜可然(いしはまかねん)著。1766年(明和3)に一冊本として刊行された。江戸で流行し始めた生花(せいか)の実態を「擲入(なげいれ)、生花は茶道より出たるもの」という立場から手厳しく論評している。当時のいけ花界の風潮が活写されている好史料として、引用されることの多いものである。

[北條明直]

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