生路(読み)せいろ

精選版 日本国語大辞典 「生路」の意味・読み・例文・類語

せい‐ろ【生路】

〘名〙
人生みち生活のみち。生きていく方法
菅家後集(903頃)哭奥州藤使君「言之涙千行、生路今如此」
② 逃げみち。活路。〔広益熟字典(1874)〕 〔陶潜‐庶人孝伝賛〕
③ 初めて通る道。よく知らない道。
※山陽詩鈔(1833)四・余到芸留数旬将帰京寓遂奉母偕行作詩輿歌「於児熟路母生路、双眸常嚮母所視」
生命を保つ道。病気がよくなること。快気
※遠西観象図説(1823)上「已に癈痼とするものをして、これに頼りて、屡生路(〈注〉クヮイキ)に向はしむることを得て、其喜に耐へず」

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デジタル大辞泉 「生路」の意味・読み・例文・類語

せい‐ろ【生路】

生きてゆく方法。生活の道。また、生きてきた道。
「彼が―はおおむね平滑なりしに」〈鴎外舞姫
生きのびる道。逃げ道。

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普及版 字通 「生路」の読み・字形・画数・意味

【生路】せいろ

活路。

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