田中孫七(読み)たなか まごしち

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「田中孫七」の解説

田中孫七 たなか-まごしち

1774-1857 江戸時代後期の殖産家。
安永3年生まれ。武蔵(むさし)大森(東京都)の海苔(のり)養殖業者。文政2年駿河(するが)(静岡県)江尻旅籠(はたご)で三保海苔をたべた幕府役人の仲介三保村にまねかれる。同地の遠藤兵蔵らを指導し,9年そだ法による海苔の養殖に成功。天保(てんぽう)年間には清水,江尻にも海苔養殖がひろまった。安政4年死去。84歳。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android