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旅籠 はたご

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

旅籠
はたご

日本で近世以降 (おもに江戸時代) に出現発達した宿泊施設。室町時代に出現した「木賃宿」がさらに発達した形態。「はた」はウマの餌,「こ」は籠である。旅籠は,ウマの餌であるまぐさを入れた籠を門口にぶらさげてある家をさし,泊まれば,ウマの餌も出るし,人も食事ができる宿を意味する。

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デジタル大辞泉の解説

はた‐ご【旅籠】

旅籠屋(はたごや)」に同じ。
昔、旅行のとき、馬の飼料を入れて運んだ竹籠。〈和名抄
旅行用の食物や日用品を入れた籠。また、それに入れた食物。
「食物は郡(こほり)に知られずして―を具したり」〈今昔・二〇・四六〉
旅館の食事。
「―ヲ食ウ」〈日葡
旅籠銭(はたごせん)」の略。
「―さあ安かあ泊まりますべい」〈滑・膝栗毛・初〉

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百科事典マイペディアの解説

旅籠【はたご】

江戸時代の宿駅などで武家や一般庶民を宿泊させた食事付きの宿屋。元来旅籠とは馬料入れの丈の低い竹籠を指したとされる。宿屋としての旅籠は江戸時代初期に成立し,従来の木賃形式の宿屋にとって代わっていったが,その特徴は宿屋が食事を調理し,客に提供する点にあった。
→関連項目今須江尻往来手形宿・宿駅宿村大概帳白須賀高宮鳥居本奈良井番場宿吉田旅館

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防府市歴史用語集の解説

旅籠

 旅人が泊まる宿屋のことです。

出典|ほうふWeb歴史館
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世界大百科事典 第2版の解説

はたご【旅籠】

江戸時代,街道宿駅などで武家や一般庶民を宿泊させた食事付の宿屋をいう。旅籠は元来,馬料入れの丈の低い竹籠をさしたが,《今昔物語集》等によれば旅行中に食糧を入れて持参する旅具であった。中世には宿屋が出現して馬の飼料を用意し,その馬槽を宿屋の看板としたことから〈馬駄餉〉,後世転じて旅籠屋というようになった。このようにして旅籠には,馬の食を盛る籠,旅行の食糧雑品を入れる竹の容器,宿屋,宿屋の食料,宿料といった各様の意味と変遷がある。

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世界大百科事典内の旅籠の言及

【外食】より

…広義には飲食を楽しむための食事も含まれるが,一般的にはより実用的な必要を満たすものをいう。発生的にもこの方が古く,室町末期までには旅中の食事である旅籠(はたご)を提供する店の意の旅籠屋の語が定着していた。これに対し,楽しみのための外食は1656年の明暦大火後の江戸で,浅草金竜山(待乳(まつち)山)に奈良茶飯の店ができ,珍しがった市民たちが,われもわれもと詰めかけたことあたりを古い例とする。…

【道】より

…だからザクセンシュピーゲルによると,旅人は道から届くかぎりの畑の穀物や草を馬に食わせることができるとしている(II‐68)。遠隔地商人が行き交う街道には旅籠(はたご)があり,琥珀の道に沿って旅籠数軒だけからなる集落もあった。そこで旅人は食糧やかいばなどを手に入れることができた。…

【旅館】より

…こうした名称と分類は大正時代まで残っていたようで,昭和になってから宿屋という言葉がしだいに廃れ,代わって旅館が広く用いられるようになった。
[歴史]
 江戸時代に五街道を中心として交通上の施設が整備されたが,各街道筋には宿場町が発達し,宿場には,本陣旅籠(はたご),木賃宿の3種の宿泊施設があった。本陣とは,大名など身分の高い人々のための施設で,1635年(寛永12)に参勤交代の制度が施行されてから,江戸幕府によって駅制整備の一環として本格的に整備された。…

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