田五加木(読み)タウコギ

デジタル大辞泉 「田五加木」の意味・読み・例文・類語

た‐うこぎ【田五木】

キク科一年草。田のあぜ湿地に生え、高さ0.5~1メートル。秋、黄色い花をつける。実に逆向きのとげをもつ。ひっつき。 秋》溝川に―の花暮れにけり/麦人」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「田五加木」の意味・読み・例文・類語

た‐うこぎ【田五加木】

  1. 〘 名詞 〙 キク科の一年草。アジア・ヨーロッパ・北アメリカに広く分布し、日本では、各地の田の畔や湿地に生える。高さ〇・五~一メートル。葉は対生し三~五深裂する。各裂片は披針形で縁に鋭い鋸歯(きょし)がある。秋、枝先の葉腋ごとに黄色で径約二センチメートルの半球形の頭花が咲く。果実は扁平なくさび形で上部にさか向きのとげ状の冠毛が二本ある。漢名、狼把草。たうまぎ。ひっつき。しらみぐさ。とっかんぼう。《 季語・秋 》 〔物品識名(1809)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

動植物名よみかた辞典 普及版 「田五加木」の解説

田五加木 (タウコギ)

学名Bidens tripartita
植物。キク科の一年草,薬用植物

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android