田口泖三郎(読み)タグチ リュウザブロウ

20世紀日本人名事典 「田口泖三郎」の解説

田口 泖三郎
タグチ リュウザブロウ

昭和期の音響工学者 日本大学芸術学部教授;京都外国語短大学長。



生年
明治36(1903)年1月31日

没年
昭和46(1971)年11月26日

出生地
東京

学歴〔年〕
東京帝国大学工学部造兵学科〔昭和2年〕卒

主な受賞名〔年〕
日本学術協会賞〔昭和12年〕,日本学士院賞〔昭和22年〕,エジソン賞(発明協会)〔昭和22年〕

経歴
昭和2年新装の理化学研究所に入り、28年まで在籍。29年田口心理物理学研究所を創立、所長。27年日大芸術学部教授、29年京都外語短大学長。理研では寺田寅彦が手がけた「割れ目学」を補佐。一方トーキー、カラーテレビなど色彩音声、映画、写真など多様な分野での研究を続け、戦後の「音と生活」、「色と音」「音と光の世界」などを著した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「田口泖三郎」の解説

田口泖三郎 たぐち-りゅうざぶろう

1903-1971 昭和時代の音響工学者。
明治36年1月31日生まれ。昭和2年理化学研究所にはいり,音声分析法,音響再生技術を研究。「トーキーフィルムによる日本語の音素研究」で22年学士院賞。のち色彩学に転じて,29年田口心理物理学研究所を設立し,12色を基準とする配色理論を案出した。昭和46年11月26日死去。68歳。東京出身。東京帝大卒。著作に「音と生活」「色と音」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

367日誕生日大事典 「田口泖三郎」の解説

田口 泖三郎 (たぐち りゅうざぶろう)

生年月日:1903年1月31日
昭和時代の音響工学者
1971年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

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