田村邦栄(読み)たむら くによし

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「田村邦栄」の解説

田村邦栄 たむら-くによし

1852-1887 幕末-明治時代の大名,華族
嘉永(かえい)5年5月20日生まれ。陸奥(むつ)仙台藩伊達一門石川義光の次男田村通顕(ゆきあき)の跡をつぎ,文久3年陸奥一関(いちのせき)藩(岩手県)藩主田村家10代となる。慶応4年奥羽越列藩同盟に参加し,秋田で新政府軍に敗れた。3000石没収と謹慎の処分をうけ,明治2年実弟崇顕(たかあき)に家督をゆずった。同年に赦免され,13年海軍省御用掛。15年同家を再承し,17年子爵。明治20年2月26日死去。36歳。初名は栄顕

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

戒厳令

一般的には指定地域で、国の統治権の全部または一部を軍に移行し、市民の権利や自由を保障する法律の一部効力停止を宣告する命令。戦争や紛争、災害などで国の秩序や治安が極度に悪化した非常事態に発令され、日本...

戒厳令の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android