田辺貞吉(読み)タナベ テイキチ

20世紀日本人名事典 「田辺貞吉」の解説

田辺 貞吉
タナベ テイキチ

明治・大正期の経営者 住友銀行本店支配人



生年
弘化4年11月14日(1847年)

没年
大正15(1926)年1月3日

出生地
江戸

出身地
静岡県

経歴
沼津藩士・田辺直之丞(俳人 号・瑤草庵四友)の長男として江戸で生まれる。幼名は秀之助。洋学を学び御藩士を務めた。慶応4年立法局議衆、のち少参事を経て、文部省に入り、明治12年東京師範学校校長となる。14年実業界に転じ、住友に入社、重役局詰、23年神戸支店支配人となり、37年退職するまで住友財閥幹部として活躍した。その後も関西財界の重鎮として共同火災保険、共同生命保険、京阪電気鉄道などの社長を歴任した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「田辺貞吉」の解説

田辺貞吉 たなべ-さだきち

1847-1926 明治-大正時代の経営者。
弘化(こうか)4年11月14日生まれ。文部省につとめ,明治12年東京師範学校長となる。14年に辞職し,住友家にはいり,28年住友銀行創立に際し支配人となる。共同火災保険,京阪電気鉄道などの役員もつとめた。大正15年1月3日死去。80歳。江戸出身。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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