田面船(読み)たのもぶね

日本大百科全書(ニッポニカ) 「田面船」の意味・わかりやすい解説

田面船
たのもぶね

広島県尾道(おのみち)市でつくられる郷土玩具(がんぐ)。柄杓(ひしゃく)の材料にする薄板でつくった屋形船の船体に、紅白の色紙を幔幕(まんまく)に見立てて張り、四つの車をつけている。旧暦8月1日の八朔(はっさく)の田面の節供は、全国的な農家の行事だが、西日本では田面祭りで豊作を祈る。この田面船は、昔、尾道から米を積み出した千石船にかたどり、柄杓製造業者がつくったという。田面の節供に初誕生を迎える男の子に贈られ、子供が歩けるようになると、船に新粉(しんこ)細工の田面人形を乗せて、これを引きながら産土(うぶすな)神に宮参りをする習俗がある。

[斎藤良輔]


出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

アジア諸国の友好と平和促進とを目的としたスポーツ大会。第1回は1951年にインドで開催。原則としてオリンピックの中間年に行われる。主催はアジア‐オリンピック評議会。→アジア冬季競技大会...

アジア競技大会の用語解説を読む