甲生村(読み)こうむら

日本歴史地名大系 「甲生村」の解説

甲生村
こうむら

[現在地名]土庄豊島甲生てしまこう

豊島の南部に位置し、礼田れいだ崎が突き出して眼前男木おぎ(現高松市)を望む。慶長一〇年(一六〇五)検地時の高二五石余の小村土庄郷の枝村。延宝七年(一六七九)検地で高一三八石余・反別二三町余(田六町余・畑一七町余)となり(土庄村誌)、同五年の鰆網二四・学鰹網二〇・鯛たたき網三〇であった(「網廻船運上積帳」足守木下家文書)。江戸初期土庄・豊島間のアアラ島周辺の鯛・鰆漁場は小豆島でも随一の好漁場であったため、当村網数もまた島内で最多であった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android