土庄(読み)トノショウ

デジタル大辞泉 「土庄」の意味・読み・例文・類語

とのしょう〔トのシヤウ〕【土庄】

香川県小豆島しょうどしま北西部の地名中心の土庄は同島観光玄関口にあたる港町。「二十四の瞳」の像がある。

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精選版 日本国語大辞典 「土庄」の意味・読み・例文・類語

とのしょうトのシャウ【土庄】

  1. 香川県小豆(しょうず)郡の町。小豆島の北西部にあり、豊島(てしま)小豊島を含む。小豆島観光の玄関口であり、島の行政、経済の中心をなす。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「土庄」の意味・わかりやすい解説

土庄(町)
とのしょう

香川県北東部、小豆(しょうず)郡の町。小豆(しょうど)島の北西部と豊島(てしま)などから構成される。1898年(明治31)町制施行。1955年(昭和30)淵崎(ふちざき)、大鐸(おおぬで)、北浦、四海(しかい)、豊島の5村と合併。1957年大部(おおべ)村を編入。町域は山がちで平野は狭く、水稲のほかミカンなどを栽培する段々畑がみられる。中心の土庄は小豆島観光の玄関口であり、島の行政、経済の中心である。国道436号が通じ土庄港から高松港、新岡山港に高速艇などの便がある。ノリの養殖やそうめん製造、花崗(かこう)岩の採石は観光と並ぶ町の重要な産業である。餌(え)づけされた野猿のいる銚子渓(ちょうしけい)のほか、肥土山(ひとやま)の農村歌舞伎(かぶき)舞台(国指定重要有形民俗文化財)、平和の群像など見どころは多く、観光関連産業を中心とした第三次産業は全就業者の約6割を占め、この町の産業の大きな特色となっている。宝生(ほうじょう)院のシンパクは樹齢1600年と推定され、特別天然記念物に指定されている。面積74.38平方キロメートル、人口1万2846(2020)。

新見 治]

『『土庄町誌』(1971・土庄町)』


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改訂新版 世界大百科事典 「土庄」の意味・わかりやすい解説

土庄[町] (とのしょう)

香川県小豆(しようず)郡,小豆(しようど)島北部と西部,および西方海上の豊(て)島,小豊(おで)島からなる町。人口1万5123(2010)。急傾斜地が多く,平地は伝法川流域や海岸部に点在する。中心集落の土庄は小豆島観光の中心地でもあり,観光客の多くが土庄港を起点とするため,港周辺には旅館,ホテル,みやげ物店などが軒を連ねている。農業は米,ジャガイモ,ミカン,野菜などの栽培が盛んである。漁業は沿岸漁業からノリなどの養殖漁業へ移行している。古くからの手延べそうめんの製造,花コウ岩や角レキ凝灰岩の採掘・加工のほか,紡績,ゴマ油,婦人服などの工場がある。宝生院のシンパク(槙柏。応神天皇手植えの伝説のあるイブキの巨木。特天),肥土山の農村歌舞伎舞台(重要有形民俗文化財)のほか,北部の小海(おみ)には大坂城石垣の石切丁場跡が残る。銚子渓,双子浦や,映画《二十四の瞳》の像として知られる〈平和の群像〉などもある。
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百科事典マイペディア 「土庄」の意味・わかりやすい解説

土庄[町]【とのしょう】

香川県北部,小豆(しょうど)島北西部を占める小豆(しょうず)郡の町。主集落は西端の陸繋(りくけい)島頸(けい)部にあり,高松市から定期船が通じ,島の交通・観光の中心地。ミカン,ジャガイモを産し,畜産も行う。漁業も盛ん。74.37km2。1万5123人(2010)。

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