男好(読み)おとこずき

精選版 日本国語大辞典 「男好」の意味・読み・例文・類語

おとこ‐ずき をとこ‥【男好】

〘名〙
① (「男好きのする」の形で) 男の好みに合うこと。多くの男がいい女だと思うこと。⇔女好き
滑稽本浮世床(1813‐23)初「『しかし美女(いいをんな)だ』『男好(ヲトコズキ)のする風だ』」
② 女が男との情事を好むこと。また、その女。⇔女好き
浮世草子・好色三代男(1686)一「心空に、一向(ひたすら)男数奇(ヲトコスキ)の身となりゆく」

おとこ‐ごのみ をとこ‥【男好】

〘名〙
男子を好むこと。男をえり好みすること。
※浮世草子・傾城禁短気(1711)五「男好(ゴノミ)してよい客を取放し、はやり止んで」
② 男が特に好むこと。また、そのもの。男ずき。⇔女好み

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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