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一向 イコウ

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デジタル大辞泉の解説

い‐こう〔‐カウ〕【一向】

[副]《「いっこう(一向)」の促音の無表記》ひたすら。
「その代はりに、―に仕うまつるべくなむ」〈・玉鬘〉

いっ‐こう〔‐カウ〕【一向】

[名]一向宗(いっこうしゅう)」の略。
[副](「一向に」の形で用いる)
全然。まったく。「何を言われても一向に動じない」
(あとに打消しの語を伴って)ちっとも。少しも。「一向に存じません」「服装には一向に構わない」
ひたすら。いちずに。
「その儀では候はず、―御一家の御上とこそ承り候へ」〈平家・二〉
いっそのこと。むしろ。
「さもなくば―に時宗が首討って」〈浄・大磯虎〉
[形動][文][ナリ]《近世江戸語》話にならないほどひどいさま。全くひどいさま。
「今日は―なものさ。この腹ぢゃあ飲めやせん」〈洒・通気粋語伝〉

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デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

一向 いっこう

俊聖(しゅんじょう)

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(C)Kodansha 2015.
書籍版「講談社 日本人名大辞典」をベースに、項目の追加・修正を加えたデジタルコンテンツです。この内容は2015年9月に更新作業を行った時点での情報です。時間の経過に伴い内容が異なっている場合がございます。

大辞林 第三版の解説

いっこう【一向】

( 名 )
「一向宗」の略。
( 副 )
(「いっこうに」の形でも用いる)
(下に打ち消しの語を伴って)
行為や状況に少しも動じないさま。まるきり。少しも。 「しかっても-こたえない」 「 -に驚かない」
以前からの状況が全く変わらないさま。 「 -元気にならない」 「 -に返事が来ない」
全く。 「 -平気だ」 「口が-に無調法な女であった/新世帯 秋声
ひたすらに。ひたむきに。 「唯本願をたのみて-に称名すれば/一遍上人語録」
いっそのこと。むしろ。 「 -に重忠と刺し違へて死なんとは思ひしが/浄瑠璃・出世景清」
すべて。全部。 「大小事-なんぢにこそ言ひ合はせしか/平家 10
( 形動 )
全くひどいさま。 「こつちらは-なものだ、とんだねき物(=売レ残リ)だ/洒落本・通言総籬」

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典内の一向の言及

【専修念仏】より

…法然以前にももっぱら念仏を修して往生した人々はあり,往生伝が作られているが,それら念仏者は,諸行のなかの一つとしての念仏を修していた。法然の教説では,〈弥陀の一切衆生のためにみづからちかひたまひたりし本願の行なれば,往生の業にとりては念仏にしくことはなし〉(〈津戸三郎へつかはす御返事〉)と信じて,一向に修する念仏が要求されており,法然以前と以後とでは念仏観に質的相違があった。念仏は行者が選ぶものではなく,阿弥陀仏が選んだものであるゆえに絶対の価値があるとされた。…

※「一向」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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