画日(読み)かくにち

日本大百科全書(ニッポニカ) 「画日」の意味・わかりやすい解説

画日
かくじつ

「かくにち」ともいう。『養老令(ようろうりょう)』の公式(くしき)令に定められた詔書起草過程における天皇の意思確認の手続。詔書は、まず内記が草し、天皇が年月の次に日(日数と日の文字)を画(か)く。これを御画日(ぎょかくじつ)という。この草は中務(なかつかさ)省にとどめられて案とされ、別に一通を写して中務卿(きょう)らが位署を加え内印を捺(お)し太政官(だいじょうかん)に送り、太政官では太政大臣らが位署を加え大納言(だいなごん)が覆奏(ふくそう)し、天皇が「可」を画く。これを御画可(ぎょかくか)という。これを正文として太政官にとどめ、一通を写して発布施行する。

[石上英一]

『井上光貞他著『律令』(1976・岩波書店)』『『日本古文書学講座2』(1978・雄山閣出版)』

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