デジタル大辞泉
「畏まり」の意味・読み・例文・類語
かしこまり【▽畏まり】
1 恐れ謹むこと。
「今日は皆乱れて―なし」〈枕・三〉
2 尊貴な相手の行為をもったいなく思い恐縮すること。
「きたなげなる所に、年月をへて物し給ふこと、極まりたる―」〈竹取〉
3 感謝の言葉。お礼。謝辞。
「みづからなむ参り侍りて、又々―も啓すべき」〈落窪・三〉
4 言いわけ。わびごと。
「久しくさぶらはぬ―聞えむ」〈宇津保・嵯峨院〉
5 おとがめを受けること。謹慎すること。勘当。勘気。
「―許されて」〈枕・九〉
6 つつしんで言葉を承ること。
「御返りに―のよし申して」〈枕・八六〉
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