留巣性(読み)リュウソウセイ

大辞林 第三版の解説

りゅうそうせい【留巣性】

ひなが孵化後ながく巣中に留まる性質。安全度の高い樹上などで営巣する鳥類にみられる。スズメ・ツバメなど。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

留巣性
りゅうそうせい
nidicolous

鳥類において,が孵化後に飛べるようになるまで巣にとどまって親鳥に育てられる性質。スズメ目の鳥はすべて留巣性で,孵化したばかりの雛は目が閉じ,裸か羽毛がわずかしか生えてない状態なので,親鳥に抱かれたり,給餌されたりしないと生きられない。また,カモメ類やコウノトリ類などは,孵化時に目が開き体が羽毛で覆われているが,飛べるようになるまで巣にとどまって育てられる。巣をつくらずに足の甲の上に卵を乗せ,腹部の皮膚をかぶせて温め,孵化した雛もしばらくそこで育てるコウテイペンギンのような鳥も留巣性といえる。(→離巣性

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

留巣性
りゅうそうせい

哺乳(ほにゅう)類の成育の型の一つ。[編集部]

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世界大百科事典内の留巣性の言及

【育児】より

…ウズラやヒバリのように親鳥が傷ついたまね(擬傷)をして,捕食者に自分を追わせひなのいる場所から遠ざける鳥もいる。孵化したひなが未成熟で羽毛も生えず,目もあいていないような場合(晩成性または留巣性),親鳥は長期間,餌を運んで育雛(いくすう)する。巣は一般に樹上,洞穴など安全な場所につくられる。…

【鳥類】より

…前者はニワトリやカモに見られるもので,その雛を早成性precocial,または離巣性nidifugousであるという。後者はスズメやツバメに見られるもので,その雛を晩成性altricial,または留巣性nidicolousであるという。極端な早成性の雛は孵化後すぐに自分で採餌できるが,極端な晩成性の雛は孵化したときにまったく羽毛が生えていなくて,眼も開いていないし,当然動くことはできない。…

※「留巣性」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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