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離巣性 リソウセイ

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デジタル大辞泉の解説

りそう‐せい〔リサウ‐〕【離巣性】

鳥のひなが孵化(ふか)直後巣を離れ、自立して生活する性質。地上で営巣するカモ・チドリ・キジなどにみられる。⇔留巣性

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大辞林 第三版の解説

りそうせい【離巣性】

ひなが孵化後比較的早く巣離れする性質。外敵の危険にさらされやすい営巣をする鳥類にみられる。ガンカモ類など。 ↔ 留巣性

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

離巣性
りそうせい

鳥類の雛(ひな)が孵化(ふか)直後、あるいは孵化後の比較的早い時期に、自力で巣を離れる性質をいう。カモ類、シギ類やチドリ類、キジ類など地上営巣性の種でこの性質が発達している。これらの種の雛は孵化時にすでに開眼しており、身体は綿毛に覆われ、まもなく立ち上がって歩いたり、走ったりすることができる。しかし、すぐには自力で餌(えさ)をとれないので腹腔(ふくこう)内に卵黄を蓄えている。また、なるべく短時間で全卵が孵化を済ませるために、孵化が近づいた雛たちは、卵の殻を通して互いに音声で連絡をとり合いながら、孵化を同調させるという事実も知られている。これらの性質が進化してきた背景には、地上に営巣することに対する捕食の危険性が考えられる。カモメ類は地上営巣性で雛の諸形質も離巣性のものに近いが、捕食者が近づきにくい離れた小島や断崖(だんがい)などに営巣するため、雛は長い間巣にとどまり、親の給餌(きゅうじ)を受けている。[山岸 哲]

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世界大百科事典内の離巣性の言及

【育児】より

…鳥類はふつう産卵後20日前後,一般に雌が抱卵するが,ハトでは雌雄が交代し,タマシギでは雄が抱卵する。地上に巣をつくり産卵する種は,ひなは孵化直後から独立して行動するものが多い(早成性または離巣性)。このような鳥のひなは,孵化と同時に目があき,羽毛も生えそろって歩行も可能であり採餌もする。…

【鳥類】より

…後の場合には卵が小さくなるから母鳥の飛翔はそのぶんだけ楽になる。前者はニワトリやカモに見られるもので,その雛を早成性precocial,または離巣性nidifugousであるという。後者はスズメやツバメに見られるもので,その雛を晩成性altricial,または留巣性nidicolousであるという。…

※「離巣性」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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