精選版 日本国語大辞典 「異気」の意味・読み・例文・類語 い‐き【異気】 〘 名詞 〙① 異常な天の気配。変異の前兆とされることが多い。[初出の実例]「持二参天文奏一、載二彗気之由一、余問云、彗星なれは彗星とこそ奏すれ、又異気なれば妖気とも客気ともこそ奏すれ」(出典:玉葉和歌集‐文治五年(1189)三月一七日)[その他の文献]〔晉書‐張華伝〕② 普通と異なる気質。〔嵆康‐養生論〕③ 異なる種類のもの。異種。[初出の実例]「同類を相求むるに感ず 離鴻去雁の春の囀りに応ず 異気を会して終に混ず 龍吟魚躍の暁の啼きに伴ふ」(出典:和漢朗詠集(1018頃)上・鶯〈菅原文時〉) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例