異風(読み)いふう

精選版 日本国語大辞典 「異風」の意味・読み・例文・類語

い‐ふう【異風】

〘名〙
① 普通とは違った、また、都のとは異なる風体、姿、やり方、風習風俗異俗異体。また「異風の体(てい)」といい、連歌付句の形の一つでもある。
※近来風体(1387)「頓阿慶運は異風なるやうに申侍りしかども」
茶の湯で、茶室趣向などが作為をこらして目立つ様子
※烏鼡集四巻書‐元亀三年(1572)第一「座敷之様子、異風になく、〈略〉めにたたぬやうよし」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「異風」の意味・読み・例文・類語

い‐ふう【異風】

普通と異なった風俗・風習。
普通でない姿。異体。異俗。

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