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異食症(読み)いしょくしょう

大辞林 第三版の解説

いしょくしょう【異食症】

壁・土・紙など食物でないものを好んで食べる症状。妊娠・精神障害によるものや、時に回虫症などでもみられる。異嗜いし症。異味症。異常食欲。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

百科事典マイペディアの解説

異食症【いしょくしょう】

異嗜(いし)症,あるいは異味症とも。栄養のない紙,土,爪,虫などをくり返し食べたり,同じ食品や飲料,嗜好の範囲を超えた酢味,辛味などを,極端に偏って食べること。躁鬱(そううつ)病やヒステリーなどの神経障害,栄養失調,寄生虫症による栄養障害によって生じるほか,軽度のものは,妊娠時にもみられる。また,幼児では,高度の鉄欠乏性貧血のほか,精神発達遅滞,精神障害や脳炎後遺症をもつ場合にみられやすい。
→関連項目摂食障害

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栄養・生化学辞典の解説

異食症

 本来の食物でないものを嗜好して摂取する状態.栄養障害,精神障害などが原因となるとされる.

出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報

世界大百科事典内の異食症の言及

【悪食】より

…つまり,悪食といわれるものは民族的,風土的な通念をはみ出した食事に対して与えられた呼称で,古来さまざまな〈珍怪之食〉が伝えられてきた中国の場合なども,強精長寿を求める人びとの願望に発したものが多い。なお,精神や肉体の変調・異常によって異物を食する場合があるが,これは異味症,異食症などと呼び,いわゆる悪食とは区別される。【西村 潔】。…

【食欲】より

飢え【小野 武年】
【食欲の異常】
 食欲の異常は中枢の破壊によって生じるが,通常みられる食欲の異常は他の原因に基づくものが多い。食欲の異常は量的異常(食欲不振と食欲亢進)と質的異常(異食症)とが区別される。食欲不振は胃腸,肝臓,胆道,膵臓などの疾患,発熱など種々の身体疾患にみられるほか,抑鬱(よくうつ)症,神経症,神経性食思不振症などの精神疾患でも認められる。…

※「異食症」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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