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疲れ試験 つかれしけんfatigue test

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

疲れ試験
つかれしけん
fatigue test

疲労試験ともいう。試験片に繰返し応力 (ある定まった振幅で周期的に変化する応力) または繰返し変位を与え,破壊にいたるまでの繰返し数を調べる試験。この試験より得られる S-N線図から,疲れ限度時間強さ耐久限度線図などが求められる。用いる試験機を疲れ (または疲労) 試験機という。一般には試験片に加える荷重形式から,曲げ疲れ試験機 (回転曲げと平面曲げがある) ,引張り・圧縮疲れ試験機,ねじり疲れ試験機,組合せ応力疲れ試験機に大別される。さらに,荷重装置によって荷重制御型と変位制御型疲れ試験機に,また使用目的に応じて実働荷重,衝撃,高温その他の各疲れ試験機に分類される。

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百科事典マイペディアの解説

疲れ試験【つかれしけん】

疲労試験とも。金属などの試験片に周期的に変動する荷重を長時間加え,破壊するまでの荷重の繰返し回数を求めて材料の耐疲れ性を調べる試験。いくら繰返し荷重を加えても破壊しない応力の最大値(疲れ限度)や,寿命保証時間(時間強さ)も測定される。

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大辞林 第三版の解説

つかれしけん【疲れ試験】

材料に繰り返して応力を作用させ、疲れによる破壊に対する強さなどを調べる試験。疲労試験。

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世界大百科事典内の疲れ試験の言及

【材料試験】より

…機械,構造物などを合理的に設計するには,材料の性質をよく知っていることが必要であり,材料試験は工学のもっとも基礎的な部分をなしている。
[材料試験の種類]
 材料試験には,加える荷重の種類によって,引張試験,圧縮試験,曲げ試験,ねじり試験などの区別があり,また荷重の変動のしかたによって,荷重が十分ゆっくり加わる静的試験,繰返し荷重が加わる疲れ試験(疲労試験),衝撃荷重が加わる衝撃試験などの区別がある。さらに,これらの条件の種々の組合せが考えられるので,材料試験には非常に多くの種類があることになる。…

【疲労】より

…ストライエーションは,周期的な荷重によって,疲労亀裂の先端で,局部的な塑性ひずみが繰り返されることにより形成される。 疲労試験(疲れ試験ともいう)は,平滑な,すなわち切欠きのない試験片を用いて疲労限度を求めるものと,切欠きのある試験片を用いて亀裂進展挙動を計測するものとに分類できる。平滑な試験片を用いて,最大応力と最小応力との差(応力幅)をいろいろな値に変えて疲労試験を行ったとき,応力幅σaと,破壊に至る繰返し数Nとの関係をSN曲線(ウェーラー曲線)と呼ぶ。…

※「疲れ試験」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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