病まふ(読み)ヤマウ

デジタル大辞泉 「病まふ」の意味・読み・例文・類語

やま・う〔やまふ〕【病まふ】

[動ハ四]《動詞「や(病)む」の未然形反復継続を表す助動詞」の付いた語か。あるいは名詞やまい」の動詞化か》病気にかかっている。わずらう。
鳥狩とがりする猟夫さつを弓弦ゆづるうち絶えて当たらぬ恋に―・ふ頃かな」〈散木集・七〉

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精選版 日本国語大辞典 「病まふ」の意味・読み・例文・類語

やま・うやまふ【病】

  1. 〘 自動詞 ハ行四段活用 〙 ( 動詞「やむ(病)」の未然形に反復、継続を表わす助動詞「ふ」の付いてできたものか、あるいは、「やまい(病)」の動詞化か ) ずっと病んでいる。病み続ける。やもう。
    1. [初出の実例]「おく山の草かくれなるはたつもりしられぬ恋にやまふ比哉〈藤原仲実〉」(出典:永久百首(1116)恋)

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