痛楚(読み)ツウソ

デジタル大辞泉 「痛楚」の意味・読み・例文・類語

つう‐そ【痛×楚】

ひどく痛み苦しむこと。
「困難―の事に当り」〈中村訳・自由之理

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精選版 日本国語大辞典 「痛楚」の意味・読み・例文・類語

つう‐そ【痛楚】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) ひどく痛み苦しむこと。苦痛がひどいこと。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「脚指を石に築著して、流血し痛楚するに」(出典:正法眼蔵(1231‐53)一顆明珠)
    2. 「某禁獄せられし日、水火の苛責、痛楚(ツウソ)に勝(たへ)ず」(出典読本南総里見八犬伝(1814‐42)五)
    3. [その他の文献]〔後漢書‐独行伝陸続〕

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普及版 字通 「痛楚」の読み・字形・画数・意味

【痛楚】つうそ

甚だしく苦しむ。〔後漢書独行、陸続伝〕是の時楚王、反を謀り、~(続等)詔獄、考(拷問)に就く。、痛楚に堪へず、死するなり。唯だ續・(梁)宏・(駟)勳、掠考五毒、肌爛(せうらん)するも、(つひ)に異辭無し。

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