(読み)リ

精選版 日本国語大辞典 「痢」の意味・読み・例文・類語

り【痢】

  1. 〘 名詞 〙 はらくだし。下痢。痢病
    1. [初出の実例]「此病自胸・鼻血及赤・白等痢相加」(出典:小右記‐万寿二年(1025)八月八日)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「痢」の読み・字形・画数・意味


常用漢字 12画

[字音]
[字訓] くだりばら

[字形] 形声
声符は利(り)。下痢をいう。赤・白のほか血痢・酒痢・五色痢・暴痢などの諸症があり、おおむね湿熱暑毒の致すところで、伝染性のものは最もおそれられた。〔黄帝内経〕にこれを腸(ちようへき)という。

[訓義]
1. くだりばら、しぶりばら、りびょう。
2. 伝染性のもの、赤白痢。

[古辞書の訓]
和名抄〕痢 久曾比理乃夜万比(くそひりのやまひ)〔名義抄〕痢 クソヒリノヤマヒ/赤痢 チクソ/白痢 ナ 〔字鏡集〕痢 ハラノヤマヒ・クソヒリヤマヒ

[熟語]
痢疾

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