痴話る(読み)チワル

デジタル大辞泉 「痴話る」の意味・読み・例文・類語

ちわ・る【痴話る】

[動ラ四]名詞「ちわ」の動詞化痴話にふける。
此処楊貴妃と―・ったなぞとは玄宗めも中々味をったものかな」〈露伴・新浦島

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精選版 日本国語大辞典 「痴話る」の意味・読み・例文・類語

ちわ・る【痴話・千話】

  1. 〘 自動詞 ラ行四段活用 〙 ( 「痴話」を動詞化したもの ) 男女がむつごとをいう。いちゃつく。また、痴話狂いをする。
    1. [初出の実例]「あげまきに助六、小むらさきに権八ともいふやうな、末の世までもうたはれるやうな事はなく、ただわけもなくちわるも有」(出典:洒落本・太平楽巻物(1782))
    2. 「若い男女が対座(さしむかひ)此般(こんな)に千話(チワ)るのを」(出典:隣の女(1893)〈尾崎紅葉〉一六)

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