痴頑(読み)ちがん

精選版 日本国語大辞典 「痴頑」の意味・読み・例文・類語

ち‐がん ‥グヮン【痴頑】

〘名〙 愚かでかたくななこと。〔日葡辞書(1603‐04)〕
※伊沢蘭軒(1916‐17)〈森鴎外〉三七一「此等の稿を読んで著者の癡頑(チグヮン)を責めなかった少数未見の友とに感謝する」 〔陸游‐将離江陵詩〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

普及版 字通 「痴頑」の読み・字形・画数・意味

【痴頑】ちがん(ぐわん)

頑愚。〔五代史、馮道伝〕丹、晉を滅ぼす。丹に事(つか)へ、耶律光に京師す。~光之れを誚(そし)りて曰く、爾(なんぢ)は是れ何等の老子ぞと。對へて曰く、無才無、癡頑の老子なりと。光喜んで、を以て太傅と爲す。

字通「痴」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android