癌と遺伝(読み)がんといでん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「癌と遺伝」の意味・わかりやすい解説

癌と遺伝
がんといでん

現在,癌は遺伝子病気であることがわかっているが,「遺伝する癌」はほんの一部にすぎず,基本的には癌は遺伝しない。しかし,体内に入った発癌物質を無毒化する酵素の遺伝子をもっている人ともっていない人がいることなどが明らかになってきており,癌になりやすい素質が遺伝することは否定できない。この意味で癌になりやすい家系というのはあるようだ。遺伝するということは,生殖細胞 (精子卵子) の遺伝子に変化があることなので,体の細胞の遺伝子に異常が起きて癌になったとしても親から子供に伝わることはない。

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