発火性(読み)はっかせい

精選版 日本国語大辞典 「発火性」の意味・読み・例文・類語

はっか‐せい ハックヮ‥【発火性】

〘名〙 物の、温度などの条件によっておのずから火を発し、燃えだす性質
労働基準法(1947)六三条「又は爆発性、発火性若しくは引火性原料

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化学辞典 第2版 「発火性」の解説

発火性
ハッカセイ
ignition quality, flammability

着火性ともいう.軽油などを高速ディーゼル燃料として用いる場合に重要な性質で,比較的低温で自然発火(自己着火)しやすく,発火遅れの短い燃料を発火性がよいという.炭化水素の発火性は,直鎖状脂肪族炭化水素がもっともよく,分枝状脂肪族炭化水素および芳香族炭化水素がもっとも悪い.一方,ガソリンとして用いる場合には,自己着火しにくく,火花着火しやすい分枝状脂肪族炭化水素および芳香族炭化水素が適しており,直鎖状脂肪族炭化水素は適していない.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) 「発火性」の意味・わかりやすい解説

発火性
はっかせい

セタン価

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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