発煙筒(読み)ハツエントウ

デジタル大辞泉 「発煙筒」の意味・読み・例文・類語

はつえん‐とう【発煙筒】

発煙剤を筒に詰めたもの。煙を発生させて信号煙幕などに使用する。「発煙筒をたく」

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精選版 日本国語大辞典 「発煙筒」の意味・読み・例文・類語

はつえん‐とう【発煙筒】

  1. 〘 名詞 〙 煙幕や信号に用いられる、発煙剤を使って煙を出す道具。たとえば四塩化炭素亜鉛末酸化亜鉛、珪藻土の混合物に点火すると塩化亜鉛が蒸発し白煙を生じる。色のついた煙を出すものもある。〔増補改訂新聞語辞典(1936)〕

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「発煙筒」の意味・わかりやすい解説

発煙筒
はつえんとう
smoke candle

遮蔽用の煙幕や信号用の煙を出す道具。四塩化炭素,亜鉛末,黄リンなどの発煙剤を主体に,ケイ藻土などの熱の不良導体色素を混和したものを,ブリキなどの円筒に詰め,点火剤をつける。現在では多様な色彩添加が可能になっている。

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世界大百科事典(旧版)内の発煙筒の言及

【煙幕】より

…戦場で敵の視察を制限して敵の行動を妨害し,みかたの行動を有利にするために人工的に展張する煙。現在多用されている発煙器資材としては,発煙油を高温で煙霧化し長時間連続して煙を発生させる発煙機,六塩化エタン,黄リン,四塩化チタンなどを空中に散布して比較的小規模な煙幕を構成する発煙弾や発煙筒がある。煙幕は使用目的と構成要領から次の三つに分類される。…

※「発煙筒」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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