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発熱療法 はつねつりょうほうpyretotherapy

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

発熱療法
はつねつりょうほう
pyretotherapy

人為的に人体に熱を出させることによって病気を治療する方法。 J.ワーグナー・フォン・ヤウレッグが 1917年に創始した,中枢神経系の梅毒性疾患に対する特異療法がそのおもなもの。三日熱マラリアやチフスワクチンの接種によって高熱を発生させ,治療する。梅毒スピロヘータが高熱に弱いことから発想したものであるが,現在ではむしろ,その衝撃の効果 (非特異効果) が重視されてきている。

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世界大百科事典 第2版の解説

はつねつりょうほう【発熱療法 pyretotherapy】

神経梅毒,とくに進行麻痺の治療法の一つ。19世紀後半,腸チフスにかかって発熱した精神病者の精神症状が消失したとの報告から,発熱の精神病治療への応用が考えられるようになった。1917年にヤウレックJulius Wagner Jauregg(1857‐1940)によって,梅毒性精神病の進行麻痺に対する三日熱マラリア原虫接種による発熱療法(マラリア療法)が確立した。ヤウレックはこれによって1927年度のノーベル生理・医学賞を受けた。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について 情報

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