発軔(読み)ハツジン

精選版 日本国語大辞典 「発軔」の意味・読み・例文・類語

はつ‐じん【発軔】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「軔」は車の歯止め )
  2. 歯止めを取り去って車を動かすこと。また、転じて旅立つこと。出立すること。かどで。
    1. [初出の実例]「十八日、晴、巳牌後発軔」(出典:航米日録(1860)一)
    2. [その他の文献]〔楚辞‐離騒〕
  3. 物事をはじめること。仕事などに着手すること。発端。また、はじめて仕官すること。〔朱熹‐斎居感興詩〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android