発達性協調運動症(読み)はったつせいきょうちょううんどうしょう

知恵蔵mini 「発達性協調運動症」の解説

発達性協調運動症

視覚聴覚筋肉神経などに異常がないにもかかわらず、体の複数部位を連動させて行う「歩く」「字を書く」などの協調運動がうまく行えない障害のこと。発達障害類型のひとつ。協調運動には、歩いたり走ったりといった全身運動である「粗大運動」と、ボタンをはめる、スプーンを使うなど手先の運動である「微細運動」があり、これら全部が苦手な場合もあれば、一部のみが苦手な人もいる。障害の原因はまだ解明されていないが、他の発達障害と同様、神経伝達物質の異常などが起こっているとする見方がある。

(2019-5-9)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

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